パニック障害の克服方法は幾つかあります。それぞれの方法で克服に成功した人もたくさんいますが、やはり自分に合ったものを探すことも大切です。
心の持ち方と薬で治療する、心の持ち方と漢方薬で治療する、心の持ち方と呼吸法、心の持ち方と体操などいろいろな方法があります。つまり心の持ち方はどんな治療でも必要になるということが言えそうです。
その上で、例えば薬で治療する場合は処方藥ということになりますが、ベンゾジアゼピン系抗不安薬や、新しく保険適応されたSSRIパロキセチン(製品名:パキシル)が使われています。
パロキセチンはすでに欧米ではパニック障害に広く使用されている薬剤としても人気があるようです。
これらの薬を飲みながら、パニックは死にはつながらないという知識と意識を持って対処することが大切になります。また鬱病などを併発している場合はそちらの治療も行うようになります。
漢方で治す場合は、自分がパニック障害を乗り超えるという強い思いと、発作はすぐに戻るという確信をしっかり持つことも大切です。
その上でストレス解消をする努力などをしながら、漢方薬を飲むことで克服する人もいます。また運動法や呼吸法など、いろいろな方法を並行して行うことが重要になりそうです。
柴胡加竜骨牡蛎湯、苓桂朮甘湯、香蘇散、半夏厚朴湯、苓桂甘棗湯、奔豚湯、人参養栄湯、天王補心丸、六味丸、八味地黄丸、加味温胆湯、加味帰脾湯などが使われています。
専門の漢方医や漢方薬局で、その人にあった配合をしてもらうといいでしょう。
ヨガなどでもストレスを解消して、不安な心を取りのぞくポーズなどもあります。心の病気を中心としたヨガ教室もあるので試してみるのもおすすめです。
他にも体を動かすことでストレスから解放され、パニック障害にも効果が出ます。1つの方法ではなく幾つも重ねて行うことと、どうしても治すという気持、焦らない気持などによって改善することができるものなのです。
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パニック障害を克服したブログを参考にする
パニック障害は本当に現代病のように、多くの人が体験しています。そのためパニック障害を克服した人もたくさんいるのも当然かもしれません。
そしてネットの時代でもある今は、そんな人たちの体験談をブログでも知ることもでき、自分の克服するための参考にもなり応援歌にもなるのではないでしょうか。
そして本当にいろいろな方法があることにも驚くかも知れません。精神的な問題から起ってしまっていることもあり、心と体と両面からの治療が必要だと思いますが、実際には徹底的に精神的な部分で克服した人や、薬などをしっかり取り入れて乗り超えた人など人それぞれです。
そのため自分に合う方法を選ぶことも大切です。まず自分が「これならいいかも」とピーンと感じた方法を行ってみましょう。
ただし、いくらピーンときてもそれがベストでないこともあるので、ある程度やってあまり効果を感じられなかったら、他の方法も行ってみましょう。
ただし、パニック発作を怖がらないようにしましょう。必ず改善することができるという気持を持って、発作への恐怖や不安は持たないようにしたいものです。
さてそんなブログには有名人のブログなどもありますが、やはり精神的な強さだけではなかなか乗り超えられないことも見えてきます。
ただ、パニック障害のことをしっかり学んで、自分の心の闇に向き合った上で克服したのが長島一茂さんです。
もちろん医療も並行に行いながらも自分の心の闇をまず探し、もうそんなことで悩むことはないと、自分の心を解放して克服したようです。
ブログにはそんな生の声がいっぱい詰っているので、パニック障害で苦しんでいる人にとって、強い心を持つことができるツールではないでしょうか。
もちろん原因もいろいろ違うので、誰でも同じ改善法ではうまくいかないこともありますが、必ず自分の改善にとってのヒントがあるのではないでしょうか。
一つの方法にこだわらずに、いろいろな方法を試してみるのもおすすめです。またどんな精神で頑張っているかということも大きなヒントになりそうです。
パニック障害の完治に挑戦した人たちのブログ
パニック障害はなかなか完治しないと言われていますが、克服した人たちもたくさんいます。そんな人たちのブログを見ていると、みんなそれぞれの方法を自分なりに考えてやっているようです。
しかし完治に成功した人のブログで共通しているのは、自分に自信を持つことや恐怖症を取る努力のようです。そして必ず完治するという強い気持を持ってやったということだと思います。
いろいろな人たちの方法の中で、自分がこれならと思うものをマネしてみるのも一つではないでしょうか。同じようにパニック障害だった人が完治しているという現実をしっかり受け止めましょう。
一つわたしのお勧めのブログのご紹介をしましょう。まず自分の過去を思い出して、自分の性格を自己分析することが大切だと言っています。
そこで自分に目をつぶらずに本当の自分の性格を分析することが大切だとのこと。自分が嫌いな性格であっても、そのまま受け入れることが大切だと書かれています。
その中には臆病な自分がいたり、プライドばかりが高いために失敗に怯える自分がいるかも知れません。また自分を責めることの多い性格ということもあるそうです。
そして自分の性格がしっかり分析できたら、今度はその性格の中で、パニック障害の原因になるところを探し、性格を変えるようにしていきます。
そのブロガーが強く言っているのは、自分の性格を自己判断するときに、自分が納得できない性格でも認めるということです。
自分の嫌な性格もすべて正直に自分で認めないと、何も始らないということ。確かに性格を変えると言っても、どこを変えるかしっかりした自覚は大切です。
そして自分のことを否定する性格や、臆病な自分があったら、それを自分なりにきちんと冷静に変える努力をしていった流れが書かれています。
ブログを見ていても確かにパニック障害を乗越えるのは大変にも感じますが、一つ変化することができると後は鈴なりによくなっていくものだとも感じます。
道のりは長く、第一歩を出すのは大変だけど、一歩出てしまうとアッと言う間に五十歩ぐらいすぐに進んでしまうようなイメージがあります。
実際あまり考えるより、自分にあった方法のマネでいいので、やってみることが大切ではないでしょうか。それこそ弱い自分への挑戦のスタートです。
パニック障害を体験した芸能人の克服法
パニック障害を体験した芸能人はたくさんいますが、どのように克服したのかということも興味があります。今もパニック障害と仲良く付き合っている人もいますが、それぞれの克服法があるようです。
薬を服用しながら他のこともいろいろ試し、今もまた芸能活動を頑張っている人がたくさんいます。
例えば高木美保さんなどはパニック障害によって芸能活動も難しくなったために、思い切って田舎暮らしをしました。その当時結婚はされていませんが、女性一人で田舎に引っ込んで農家をし始めたのです。
そこでのんびり生活しながら、だんだん田舎から都心に通いながら芸能活動を始めました。
それから結婚もして、今では農家をしながら自然の素晴しさを感じ、芸能界も無理しない程度にコメンテーター中心に今元気にされています。
またキンキキッズの堂本剛さんは、自分の気持がファンに伝わらないというジレンマや、アルバムを出すときの忙しさなどでパニック障害を起こしたとのこと言われています。
それからは生まれ故郷の奈良にある芸能の神様であり、全国のスピリチュアルな人たちが集まるとも言われている天河神社にお参りをして、スピリチュアルなことにも触れながら心を癒していったとのこと。
他にもアン・ルイスさんも当時離婚などいろいろなこともあり、一人ロサンゼルスで静かに生活を始めたのです。
大好きな猫と一緒にアクセサリーを販売しながら静かに生活をすることで環境も変わり、日本にいるときの芸能人としてのプレッシャーなどからも解放されることで、心を癒していったと言われています。
洞口依子さんは3年掛けて、芸能人としてだけでなく自分のやりたかった書く仕事を切り開き、それによってパニック障害を克服したとのこと。
自分の表現の仕方を変えたり、環境を変えたりと今を見直して治している人が多いことから、パニック障害は「今をそろそろ変えたい」という心の訴えなのかなと思えてしまいます。いろいろな芸能人が心の重圧を上手に外していっているようです。
パニック障害の克服本で打ち勝つ
パニック障害になってしまうと、なかなか思うように自分の心をコントロールすることができません。でも結局は自分で克服することが大切なのです。
医師に相談するとパニック障害だという自覚ができ、またベンゾジアゼピン系抗不安薬や新しく保険適応されたSSRIパロキセチン(製品名:パキシル)などが処方され、発作に対する恐怖が緩和されるというメリットがあります。
しかし副作用のことなどを考えると、少しでも早く薬に頼らないようにしたいものです。やはり自分の強い気持も大切になります。
そういう意味ではパニック障害を克服した人の克服本などを読むのもいいのではないでしょうか。
有名芸能人なども自分の体験を本にしていますが、他にもパニック障害の専門医や、パニック障害を体験した人の本なども出ています。
どうしてパニック障害が起るのか、そして自分の原因が何か知ることも大切になります。つまりその原因を乗り超えることこそ自分が克服すべきことなのです。
何を克服していいか目標もなく打ち勝つことはできません。でも自分の本当の原因を調べることで、それをもう解放することで乗り超えられます。
原因も1つの原因の奧に、やはり不安というものが必ずあるはずです。それが子どもの頃にさかのぼるかも知れません。そんな自分の克服すべきものを見つけることの大切さなども、体験した人の克服本から感じるのではないでしょうか。
そして自分と同じような苦しさを長期間体験した人がいることこそ、乗り超えるための精神的強さにもつながるはずです。
薬を使っても、パニック障害に効果あるという漢方を使用しても、パニック障害のための運動をしても、どんな方法を取りながらでも向き合うのは自分自身です。
焦らずに自信を持って、自分のトラウマ的な思いを乗り超えましょう。そんな自分の心の奧の不安は、それを理解し「大変だったね、でも大丈夫、もう終ったんだよ」と自分に優しく言い聞かせることも大切です。そんなことも克服本から感じることではないでしょうか。
パニック障害を克服する期間って?
パニック障害の克服期間もそれぞれなので、人より遅くてもまったく焦ることはありません。ただし数カ月で治るとは考えない方がいいかも知れません。多くの人は数年から10年以上かかって克服しています。
パニック障害といっても身心的な原因が強いだけでなく、首の不調から来るという医師もいます。確かに多くの患者さんを診て、改善させた経験の上でのことなのでそれも一つの原因なのでしょう。
このように、いろいろな要因がきっかけになって起るわけです。しかし自分のパニック障害の原因が何かはなかなか分からないものです。
そこで自分にあった治療法を探すまでに、時間がかかることもあります。そのために10年費やしたとしても、決して無駄な10年ではありません。
パニック障害を起こした人はとても不安な経験をしますがが、その中にやはりいろいろな人の応援があったりと、普通ならできないような体験をすることもできます。
食生活もパニック障害から抜け出したいために、見直すことができた人もたくさんいます。
そんな中でパニック障害をどんどん悪化させてしまう場合と、少しずつでも改善したり回数を減らしたり、発作に強い対応ができるようになる場合があります。
最初に発作が起ったときには、何か起っているのか分からず、まるで死ぬまでの最後の苦しさを体感しているようになることも。
発作中の脳は、はっきりしていることが多く、死に対する恐怖心などが襲ってくるので地獄のような時間となるでしょう。
でもだんだん何回も繰り返してくると、たった数分を乗り超えるだけだということ、死ぬことはないということが分かるようになります。数分乗り超えることができれば必ず発作は静まります。
このようにパニック障害を冷静に見つけることができるようになれば、長い期間たっても徐々に改善することができるのです。
だからパニック障害は焦らず、気長に改善していくつもりで改善努力をしていきましょう。その方が結局思ったよりずっと早く改善されることも多いのです。