パニック障害という病名は、意外といろいろなところで聞くことがありますが、どんな病気か詳しく知らない人も多いのではないでしょうか。
急に病名から推測して、気の弱い人がパニックになってしまう病気だと思っている人もいるかも知れません。
病名のとおりパニックに陥ることで呼吸などに大きく弊害が出てしまう、とてもつらい病気です。人によって個人差もあり、本人しかその苦しさは分からないとも言われています。
パニック障害は突然、激しい動悸や発汗、頻脈(以上な脈数)が襲ってきます。
それによって震え、息苦しさ、胸の痛み、めまいなどを発症。そしてひどくなると呼吸困難になることもしばしばあり、そのまま死ぬのではないかという恐怖に襲わるという症状も見られます。
そして数回そのような苦しい症状に襲われると、またなったらどうしようという思いが、次の症状を引き起こすこともあると言われているのです。
発作は早ければ10分程度、長くても1時間程度で発作は治まりますが、人によっては気を失うほど苦しい状況に陥ることもあります。
そのため始めてパニック障害になったときには、回りも驚いて救急車を呼ぶこともありますが、救急車が到着する頃や病院に着く頃には治ってしまうという場合がほとんどです。
検査をしても身体的な異常がない場合がほとんどで、原因もまだはっきりは分かっていないのが現実です。
「気のせい」「気の持ちよう」「気が弱い」など、パニック障害になったことのない人は、理解ができずにこのような感覚を持つこともあります。
しかしパニック障害が発症すると、気の持ちようや気の弱さからくるものではないことが分かるはずです。
しかし健常者にはなかなか理解が得られないことも事実と言えます。脳内神経伝達物質にはいろいろな種類がありますが、外からのいろいろな刺激に対して働く物質です。
パニック障害の場合恐怖や不安にかかわるノルアドレナリンと興奮を抑えるセロトニンのバランスが崩れて起こると言われています。
最近になって認知されてきたパニック障害
パニックになり過呼吸、死の恐怖に・・・。吐き気や不安感にも悩まされそれがトラウマになって生活まで支障をきたす心の病気はなかなか世間からは理解が得にくい病気だと思います。
最近になりようやく「パニック障害」という言葉の認知度は高くなってきましたが深くまで理解している人はまだまだ少ないと思います。
しかし、パニック障害というのは誰にでもなる可能性がある病気でもあります。特別なトラウマやストレスがなくても突然、パニック障害に襲われる人も多いのです。
そしてその障害がトラウマになりまた、パニックに陥る・・・。そんな例も数多く聞きます。
残念ながら心の病気というのは「これをすれば完治する」という絶対的な治療法がないのが現実です。この人にはこの方法で克服できたとしてもこの人がその方法で克服できるとは限らないのです。
しかし、様々な克服体験などを知ることで改善させる、克服できるヒントを見つけることが出来ると思います。
パニック障害を克服しよう!
パニック障害になった人にしか分からない死への恐怖など、とてつもない恐怖心!これをパニック障害以外の人に理解しろというほうが難しいかもしれません。
しかし、少しでも理解して頂けるためにパニック障害と言うものを体験者だからこそ分かりやすく解説したいと思います。
そして、数多くの人が克服したパニック障害の克服方法などをご紹介していければと思っています。
このサイトではパニック障害になった人、周りにパニック障害で悩んでいる人がいるという人に少しでも役立つ情報を掲載していきたいと思います。