病院へ行こう

パニック障害を大学生の頃に患った私は、頻繁に起こる動悸とソワソワ感をどうにかしたいと思い、ついに病院に行く事を決意しました。私が行ったのは以前お世話になった事のある自宅近くの内科でした。

先生に症状を話し脈を測ってもらうと「ものすごい早いよ!これは動悸が気になって普通の生活出来ないよ!」と言われました。

もう、この時点で先生に分かってもらえたという気持ちで楽になりました。頓服として薬が処方され、動悸や不安感が出たら飲んでくださいとの事だったので、家に帰りいつ動悸が襲ってくるか構えていました。

症状が現れてきた

すると、夜にただテレビを見ている時、やってきました、動悸と不安感。ついにきたかと実験感覚で白い小さな薬を一錠流し込みました。

正直、そう簡単に効果のあるものだとは思っていなかったのですが、驚くほどみるみる無くなっていく不安感、30分ほどで動悸もほとんど感じなくなっていました

その効き目の凄さにビックリ!こんなに素晴らしい薬があるのかと感動しました。このような精神的な病気で薬を飲むのは初めてで、咳が出る・頭が痛いなどとは全く違う症状なのに、こんなに効くんだ!と衝撃を受けました。

動悸や不安感で悩んでいる人がいたら、是非一度病院を受診してみてほしいと思います。

でもやはり、初めから精神科や心療内科に行くのはとても抵抗があります。自分が精神的な病気だと受け入れられない部分もあります。だから私は内科にまずは行ってみました。

内科でも話を聞き薬を処方してもらえるので、初めは行きやすい病院を選ぶのもポイントだと思います。

薬はお守り

私がパニック障害になったのは大学生の頃で、初めてパニック障害で病院を受診したのがちょうど20歳の時でした。

初めて受診した内科で頓服として頂いた薬は、10個入りの薬のシートが3つほど、30錠ほどだったと思います。

私は、病院に行き、動悸や不安感が出た時に薬を飲む事で動悸が治まり穏やかな気持ちになれるという事を知り、それだけで安心でき、動悸でも不安感でもいつでも来い!と思えるようになりました

病院に行き薬を処方して頂いたおかげで、怖いものなしのような感情になり、病院に行ってから1ヶ月ほどで減った薬の数は4~5錠。

もう、すっかり治ってしまいました。パニック障害から大学の授業を受けられない日もあった私が、薬を頂いてからは一度も受けられなかった授業はありません。

薬が余るほどに

残りの薬は、20歳から24歳までの4年間、お守りのように持ち歩いていました

私が処方された薬は、眠れない時などに飲むとよく眠れるといった効果もある薬だったので、眠れない日に服用したり、どうしても心配事が出来てしまった時に安心するために使用していましたが、薬があるから大丈夫という安心感から、気がつくと薬を貰ってから4年も経っているのにまだ薬が残っている事に気付き「この薬まだ飲めるの?」というほどの期間が経っても、薬が余っている結果になりました。

薬は気のもちようとよく言います。パニック障害の患者さんに薬だと言いラムネ菓子を渡して飲ませると一日中体調が良かった、という話があるほどです。

お守り代わりに薬を持ち歩くことで、前向きに進む事が出来るようになりました。

 

 

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