繰り返し起こるパニック障害

19歳でパニック発作を経験し、それから何ともなかったのですが、20歳で日々の動悸とソワソワ感に悩まされ病院で薬を処方され、薬の安心感からか症状が現れない時期が3~4年ありました

私はすっかり完治したものだと思っていました。完治したもなにも、今となれば19歳の日の恐怖感と動悸がパニック発作だと分かるし、20歳の時からパニック障害だったのだと理解していますが、20歳の時に行った内科では病名を「パニック障害」と言われませんでした。

だから私は、ただ一時的に体調が悪かった時期という捉え方をしていました。

突然の再発

大学を卒業し、忙しいけど憧れだった仕事を経験し、そして寿退社をした直後の事でした。

胃の調子がよくない中で乗った新幹線の中で、ふと「ここで吐いてしまったらどうしよう」に考えた瞬間、ソワソワ感が体を襲い、混乱状態に。不安と共に突然、吐き気も襲ってきました。

お守り代わりの持ち歩いていた昔処方された動悸と不安を抑える薬を飲むと、それからしばらくして落ち着き、無事に自宅まで一人で帰る事が出来ました

(お守り代わりの薬は、この日は無事効きましたが、処方されてから3~4年経過していたので、自己判断で飲んではいけなかったようです。)

パニック障害を一度患うと、いつかは分かりませんが、また何かのきっかけでパニックを起こす危険性があるという事です。

パニックを起こしやすい人間なんだ、と割りきり、その都度病院で治療を行って、根気強く立ち向かうこと、パニック障害を患っている自分に負けない事が重要だと思います。

環境の変化からくるパニック障害

大学を卒業して、毎日無我夢中で働いていた仕事、休みはほとんど存在しないほど忙しく毎日フラフラでしたが、それでも憧れの仕事だったので充実した日々を送っていました

でも、数時間の睡眠のために自宅に帰る生活、仕事中は休憩をゆっくりとる事も出来ず、朝ごはんを食べ出勤し、終電で家に帰るまで何も食べられない日も多く、肉体的に悲鳴をあげていました。

プライベートで結婚の話も出た頃だったので、それをきっかけに寿退社。肉体的な悲鳴を聞くことはなくなったと思った矢先、今度の悲鳴は精神的なものでした。

ぬけがら症候群とは違いますが、少しそれに近いものだったのかもしれません。

自由にのびのび暮らしているのに

自分の時間がほしい、仕事に縛られず自由にのびのび暮らせたらいいのに、仕事をしていた時はそう思っていましたが、いざ仕事を辞めて自由になった時、する事がなくボーっとする事が増えました。

規則正しい生活を送れているはずなのに、主人は出勤して誰もいない一人の時間、寂しさが押し寄せてくるようになりました。

肉体的に辛かった仕事ですが、私には「生きがい」だったのかもしれません。私にとって、多忙すぎる仕事を辞め専業主婦になったのは、大き過ぎる環境の変化でした。

それが原因で、またパニック障害生活がスタートしました。仕事をしている時は、不思議と全くパニック障害の症状は一度も現れた事がありませんでした。

まるで、仕事を辞め結婚して全てが上手くいったように見えていたのですが、パニック障害は、いつどんな事がきっかけで始まるか分からないと、改めて実感しました。

今は、その時期を教訓に、大きな生活の変化には警戒するようになり、事前にパニック発作を防ぐことを覚えました。

 

 

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